二段ベッドを購入・検討しているとき、「マットレスは必要?」「布団でもいいの?」「どんな厚さやサイズが最適?」といった疑問に直面する方は多いはずです。特に子どもが使う場合は、安全性や寝心地も重視したいポイントですよね。
この記事では、「二段ベッドにマットレスは必要なのか?」という基本的な疑問から、おすすめの厚さ・サイズ・選び方のコツ、人気ブランドの比較、子供・大人それぞれに最適なマットレスまで、徹底的に解説します。安全性や使い勝手の面でも失敗しない選び方がわかるよう、実際の口コミや体験談、よくある質問にもお答えしています。
初めての二段ベッド選びでも安心できるよう、この記事を読めば「納得して選べる」「長く使える」「安全で快適」なマットレス選びができるようになります。
二段ベッドにマットレスは必要?布団との違いとは
マットレスが必要な理由と布団で代用できる場合
結論から言うと、ほとんどの二段ベッドではマットレスの使用を推奨しています。理由は、ベッドの構造や耐久性、安全性の観点からマットレスを前提に設計されているからです。特にスノコタイプの床板を採用している二段ベッドは、敷布団だけでは体圧がうまく分散されず、床板のたわみや痛み、腰痛の原因にもなりかねません。
一方で、マットレスの厚みに制限があるタイプの二段ベッドでは、薄めの敷布団で代用するケースも見られます。しかし、この場合も「底付き感」が出やすいため、敷布団だけでの使用は短期間に留めるのが理想です。
つまり、安全性・快適性・耐久性を重視するなら、適切な厚み・素材のマットレスを選ぶのがベストだと言えるでしょう。
敷布団とマットレスの違いを比較
項目 | 敷布団 | マットレス |
---|---|---|
厚み | 約3〜6cm(薄め) | 約8〜15cm(厚め) |
体圧分散性 | やや劣る(底付き感あり) | 高い(腰や背中の負担軽減) |
通気性 | 比較的高い | 製品による(高反発系は◎) |
収納性 | 畳んで収納可 | 収納には不向き |
価格帯 | 比較的安価 | 商品によるが高め |
二段ベッドを毎日使用する場合や、長期間にわたって使用する予定がある場合は、マットレスのほうが圧倒的におすすめです。特に子供が使うなら、成長期の体を支える意味でも体圧分散に優れたマットレスの方が望ましいでしょう。
マットレスの「厚さ」はどのくらいがベスト?
高さ制限に注意|落下リスクを防ぐ厚さとは
二段ベッドを選ぶ際に見落とされがちなのが、「マットレスの厚さ」と「ベッドの安全柵の高さ」の関係です。特に上段は、厚すぎるマットレスを使うとガードの高さが足りなくなり、落下のリスクが増加します。
多くの二段ベッドでは、マットレスの厚さは8cm〜10cm程度が安全ラインとされています。これは、ベッドのサイドガードからマットレス上面まで10cm以上のガード高さを確保するための基準です。厚すぎる(15cm以上)マットレスを使用すると、ガードの意味がなく寝返りで転落の恐れがあり注意が必要です。
特に子供が使用する場合は、安全性を最優先にし、メーカーが指定している「対応マットレス厚さの上限」を必ず確認しましょう。
子供用と大人用で厚みは違う?
一般的に、子供用のマットレスは8cm前後の薄めのタイプが多く、大人用では8〜10cm程度が主流です。子供は体重が軽いため、薄めでも十分に体を支えることができますが、大人の場合は適切なサポート力を持つ中厚〜厚めのマットレスが必要です。
ただし、どの年齢でも「上段は厚すぎないこと」「下段は通気性を意識」することが大切。下段であればある程度厚みのあるマットレスも使用可能ですが、湿気がこもりやすくなるため、通気性の高い素材(例:パーム素材、エアファイバーなど)を選ぶのが理想です。
まとめると、子供用:8cm前後/大人用:8〜10cmを目安に、安全性と快適性のバランスを考えてマットレスを選びましょう。
二段ベッドに合う「サイズ」の選び方
シングル・セミシングル・分離タイプ別に解説
二段ベッドのマットレスサイズは、購入前に必ず確認すべき重要ポイントです。特に「セミシングル」「シングル」「分離タイプ」によって適合するマットレスサイズが異なります。
- セミシングル:幅約80〜85cm × 長さ180cm前後が一般的。コンパクトで子供部屋にも最適。
- シングル:幅約97cm × 長さ195cmが標準。成長期の子供や大人の使用にも対応。
- 分離タイプ:上下が独立して使える構造で、分離後もそれぞれが通常のベッドサイズに対応できることが多い。
ベッドフレームの内寸とマットレスの外寸はぴったりでなければ危険です。購入前に、ベッドの「対応マットレスサイズ(例:幅85cm×長さ180cm)」をチェックし、数cmの誤差でも無理に使わないことが大切です。
無印・ニトリなどメーカーごとのサイズ比較
メーカーによって二段ベッドの対応マットレスサイズに違いがあります。特に人気の無印良品やニトリでは以下のような傾向が見られます。
メーカー | 推奨マットレスサイズ | 特徴 |
---|---|---|
無印良品 | 幅83cm × 長さ180cm(セミシングル) | 木製フレームでナチュラル、通気性重視の薄型設計 |
ニトリ | 幅97cm × 長さ195cm(シングル) | 分離型が多く、大人用としても使いやすいサイズ感 |
メーカーごとにサイズ設計が違うため、「このマットレスが二段ベッドに合う」とは一概に言えないのが現実です。購入時は、ベッドメーカーの公式情報を元に、マットレスの「幅・長さ・厚み」が一致しているかどうかを必ず確認しましょう。
子供用・大人用で異なる!年齢別おすすめマットレス
子供におすすめの安全なマットレスとは
子供用の二段ベッドに使うマットレス選びでは、「安全性」と「体の成長に合わせたサポート力」が特に重要です。以下のようなポイントを意識しましょう。
- 厚みは8cm前後程度:安全柵より高くならない厚さを選び、落下リスクを防止。
- 高反発ウレタンや硬めの敷布団タイプ:沈み込みすぎない構造が、背骨の発達をサポートします。
- 通気性が高い素材:汗をかきやすい子供にとっては、カビ・ダニ予防にもつながります。
- 抗菌・防臭加工:清潔に保ちやすく、アレルギー対策にも。
特に小学生以下の低年齢層では、落下対策・通気性・硬さのバランスがカギです。エアリーマットレスや高反発ウレタンマットレスは、軽くて扱いやすく、人気があります。
大人が使う場合の耐久性と寝心地のポイント
大人が二段ベッドを使う場合は、「耐久性」「体重へのサポート力」「寝心地」が重視されます。以下の点に注目しましょう。
- 厚みは8〜10cm程度:適度なクッション性が体をしっかり支えます。
- ポケットコイルや高反発素材:腰や背中への負担を軽減し、寝返りがしやすい。
- 耐荷重の確認:ベッド本体と合わせて、マットレスも耐久性のあるものを選ぶこと。
- 取り外し・分解しやすい構造:定期的な掃除や移動がしやすい設計もポイント。
また、大人が使う際には通気性の高いスプリング構造や、遮音性も考慮すると快適さが向上します。上段・下段どちらでもしっかり体を支えられるマットレスを選びましょう。
人気ブランド別|おすすめ二段ベッド用マットレス5選
ニトリ・無印・タンスのゲン・西川・シモンズを比較
二段ベッド用マットレスを選ぶ際、信頼できるブランドの製品から選ぶことで、安全性や品質面でも安心できます。ここでは人気の高い5ブランドを比較し、それぞれの特長をまとめました。
ブランド | 特長 | 価格帯 | おすすめ対象 |
---|---|---|---|
ニトリ | リーズナブルな価格とバリエーション。通気性の良い薄型マットレスあり。 | 5,000円〜15,000円 | 子供用/予算重視の家庭 |
無印良品 | 天然素材を使用したシンプルデザイン。通気性と肌触りに定評。 | 10,000円〜20,000円 | ナチュラル志向/敏感肌の子供 |
タンスのゲン | 高反発ウレタンマットレスが人気。軽量で扱いやすい。 | 6,000円〜12,000円 | 低学年〜中学生/掃除のしやすさ重視 |
西川 | 老舗メーカーによる寝具品質。腰をしっかり支える設計。 | 15,000円〜30,000円 | 成長期の子供/寝心地重視 |
シモンズ | ポケットコイルで抜群の寝心地。大人の二段ベッドに最適。 | 30,000円〜 | 大人用/長期間の使用を想定 |
口コミや実際の使用レビューを紹介
各ブランドのマットレスを実際に使用したユーザーの口コミには、以下のような声が多く見られます。
- ニトリ:「価格の割にしっかりしている。子供がぐっすり寝てくれる」
- 無印:「肌触りがよく、汗かきの子供でも快適そう」
- タンスのゲン:「軽くて掃除が楽。高反発で寝返りもしやすい」
- 西川:「寝心地がワンランク上。腰が楽になった」
- シモンズ:「まるでホテルの寝心地。価格以上の満足感」
口コミは販売ページやレビューサイト、SNSでの投稿を参考にしながら、自宅の二段ベッドのサイズ・使用者の年齢・予算に合わせて選ぶと失敗しません。
マットレスの機能性チェックポイント【5つ】
通気性・洗えるか・ポケットコイル・硬さ・カバーの有無
二段ベッド用マットレスを選ぶ際には、サイズや価格だけでなく「機能性」も重要なチェック項目です。特に子供が使う場合は、快適さと安全性を両立するための機能を見逃せません。以下の5つのポイントをしっかり確認しましょう。
- 通気性:汗をかきやすい子供には通気性の良い素材が必須です。ウレタン素材でも穴あき構造やメッシュカバー付きなら蒸れにくく快適です。
- 洗えるか:カバーが取り外せて洗えるタイプを選ぶと衛生的。ダニ・ハウスダスト対策にも有効です。中には本体ごと丸洗いできるウォッシャブルタイプもあります。
- ポケットコイル:しっかり体を支えたい場合は、独立したバネ構造のポケットコイルが最適。耐圧分散に優れ、特に大人や体格のいい子供におすすめです。
- 硬さ(反発力):柔らかすぎると体が沈み込み、寝姿勢が悪くなります。高反発マットレスは寝返りが打ちやすく、特に成長期の子供に最適です。
- カバーの有無と素材:防水加工や抗菌加工されたカバーがあると安心。取り外しやすく、乾きやすい素材かどうかもチェックしましょう。
アレルギー対策や耐圧分散に優れた素材とは
アレルギーが気になる家庭では、防ダニ・抗菌・防カビ加工の施されたマットレスを選ぶとよいでしょう。また、高反発ウレタンやラテックスなどは体圧を分散しやすく、寝返りもスムーズで体への負担が少なく済みます。
子供用なら通気性とアレルギー対策、大人用なら耐久性と体圧分散機能など、使用者の年齢や用途に応じて素材と構造を選ぶことで、より快適で安全な睡眠環境が整います。
子ども用と大人用でマットレス選びはどう変わる?
子どもには通気性と適度な硬さが重要
子どもは寝汗をかきやすく、体も軽いため、通気性が良く硬めのマットレスが理想です。蒸れにくい素材や防ダニ加工もポイントです。
大人が使う場合のポイント
大人の場合は、腰への負担を軽減する体圧分散性が重要。高反発タイプやポケットコイルなど、厚みのあるマットレスでも下段ならOKです。
マットレスの快適性をアップさせるコツ
- 清潔さと寝心地を保つ:ベッドパッドやボックスシーツの活用
- 湿気対策でカビ防止:除湿シートやすのこベースのベッド
- へたりを防ぎ、寿命を延ばす:定期的なローテーション
失敗しない!マットレス購入前のチェックポイント
- フレームとのサイズが合っているか。
- 上段の安全柵の高さとマットレス厚さのバランス。
- 搬入経路や重量確認。
- 防ダニ・抗菌・洗えるなどの衛生機能もチェック。
おすすめの二段ベッド用マットレス【厳選4選】
高反発マットレスモットン
価格 | シングル:44,800 セミダブル:56,800 ダブル:68,800 |
サイズ(cm) | 195*(S)97(SD)120(D)140*10 |
素材 | 高反発ウレタン |
硬さ | ソフト:140N レギュラー:170N ハード:280N |
モットンは、10cmの厚みですが、しっかりとした硬さで腰や体を支え、寝返りがしやすいと評判のマットレスです。
購入時に硬さを三種類から選べ、90日間お試しできる返品保証付きで、自分に合うかお試しできるマットレスです。
腰痛対策マットレス【モットン】

雲のやすらぎプレミアム三つ折りマットレス
価格 | シングル:46,800 セミダブル:58,810 ダブル:70,800 |
サイズ(cm) | 195*(S)97(SD)120(D)140*13 |
素材 | 高反発ウレタン |
硬さ | 上層:140N 中層:150N 下層:140N |
雲のやすらぎは、頭・腰・脚と硬さを変えて、寝返りしやすく表面は柔らかめで寝心地も良くしてあるのが特徴のマットレスです。三つ折りマットレスの中では厚めの13cmなので、上段に使うには注意が必要ですが、三つ折り式の為、扱いやすく二段ベッドへの設置が楽なのはメリットです。
【雲のやすらぎプレミアム】三つ折りマットレス

エアツリーマットレス
価格 | シングル:19,800 |
サイズ(cm) | 195*97*8 |
素材 | 高反発ウレタン |
硬さ | 不明 |
薄型8cmで軽量なマットレス。独自のエアースルー構造で蒸れにくく、汗を掻くお子様にもピッタリ。耐圧分散性も良く寝返りしやすい構造など、19,800円とは思えない性能ぶり。コスパ良。
エアツリーマットレス

ソムレスタマットレス
価格 | シングル:59,800 |
サイズ(cm) | 195*97*10 |
素材 | 高反発ウレタン |
硬さ | 154N |
10cmの薄型マットレスでは珍しく「グッドデザイン」を受賞している、スタイリッシュなマットレス。あまり硬すぎず、寝心地を重視したタイプで横になった瞬間に気持ちよさが伝わるマットレスです。
【SOMRESTA】

マットレスの買い替えタイミングと長持ちさせるコツ
- 使用頻度や素材にもよるが、寿命は約5〜8年。
- へたりや寝心地の変化が交換のサイン。
- ローテーション・立てかけ乾燥・カバー洗濯で長持ち。
マットレス選びでよくある質問(Q&A)
Q. マットレスの厚みは何cmが理想?
一般的に、二段ベッドで使うマットレスの厚さは5~10cm程度が理想とされています。特に上段では、柵(サイドフレーム)の高さを超えないよう注意が必要です。落下防止のためには、マットレスとサイドフレームの上端の間に最低でも10cm以上の余裕を持たせましょう。
一方、下段で使う場合はやや厚め(10~15cm)のマットレスでもOKですが、ベッドの設計次第で高さが窮屈になることもあるため、サイズ確認は必須です。
Q. 敷布団だけでも安全?
敷布団だけで使用することも可能ですが、ベッドの板との間にクッション性が不足するため、長期的には背中や腰への負担が懸念されます。また、通気性やカビ対策の面でもマットレスの方が優れています。
どうしても敷布団を使う場合は、厚手でしっかりしたもの、もしくはマットレストッパーを併用するのがおすすめです。安全性を考えると、やはり専用の薄型マットレスの使用が理想です。
Q. 中古マットレスって大丈夫?
中古のマットレスは価格的に魅力ですが、衛生面・耐久性・安全性に課題があります。使用履歴が不明な場合、ダニ・カビの発生やへたりによる寝心地の悪化も考えられます。特に子供用の場合は、清潔でしっかりとしたサポート力が求められるため、中古よりも新品をおすすめします。
もし中古を検討する場合は、洗濯可能なカバー付きか、除菌・クリーニング済みのものを選びましょう。
まとめ:安全・快適・長持ちするマットレスを選ぼう
チェックリストで失敗しない選び方
二段ベッド用のマットレス選びは、単なる「サイズ合わせ」だけではなく、安全性・快適性・耐久性をトータルで考慮する必要があります。特にお子様が使う場合は、落下や通気性、硬さなど細かいポイントが将来的な健康や事故防止にもつながります。
以下のチェックリストを参考にして、自分の家庭に合った最適なマットレスを選びましょう。
- ✅ ベッドのガードを超えない厚さ(5〜10cm)
- ✅ ベッドサイズにフィットする寸法(シングル・セミシングル等)
- ✅ 通気性・防ダニ・洗濯可能などの衛生面
- ✅ 子供・大人それぞれに合った硬さや反発性
- ✅ 長く使える耐久性とメーカー保証の有無
マットレスは「寝る時間の質」を左右する重要なアイテム。毎日使うものだからこそ、価格だけでなく総合的なバランスで選ぶことが、後悔しないポイントです。
本記事の内容をもとに、ぜひ家族みんなが満足できるマットレスを見つけてください。